「奪い愛、夏」で開眼…33歳小池徹平が“顔芸”で成功のワケ
「最終話は同局オリジナルドラマ史上1位の視聴数を記録。小池の顔芸が一役買ったのは言うまでもありません」(前出のテレビ誌記者)
■タイミングと立場の違い
小池が顔芸で成功したワケについて、コラムニストの桧山珠美氏はこう言う。
「『奪い愛』は“ホラードラマ”なので、そもそも顔芸がハマりやすいこともありますが、タイミングと立場の違いも関係しているでしょう。小池さんは童顔でかわいいイメージですが、似た俳優は次々と出てくる。長く活躍するためにはイメチェンが必要で、小池さんも機会をうかがっていたはずです。昨年結婚、先月子どもを授かったばかりで、イメチェンにはいいタイミングだった。小池さんは主演作もいくつもありますが、『奪い愛』は脇役だったので、新たなチャレンジもしやすかったのでしょう」
確かに顔芸は“脇”でこそ光るものなのだろう。
「香川照之の顔芸は2010年のNHK大河『龍馬伝』あたりから評判になり始め、13年のTBS日曜劇場『半沢直樹』で完成された印象で、香川はいずれも脇役で出演しています。主演はスポンサーの縛りもあって、なかなか思い切ったことはできない。主演が顔芸でコケたりしたら目も当てられません。顔芸はあくまで、主演を引き立てるための芸なのです」(在京キー局関係者)