M-1審査員で格の違い 上沼恵美子は“全国区の女帝”と化した

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「大阪のオバちゃんの逆襲」の著者で、ライターの源祥子氏は「関西人にとっては、あれがいつもの上沼さんなんですけどね」と苦笑しながら、こう続ける。

「思ったことは何でもスパスパ言う“大阪のオバちゃん”そのものなんですが、関西以外の人にとって上沼さんは、これまでちょっと“毒”が強すぎた。昨年ぐらいまでは批判的な意見も少なくなかったんですが、ネット上の書き込みを見る限り、上沼さんもだいぶ受け入れられてきたように感じますね。M-1の審査を通して〈ああいう人なんだ〉ということが伝わってきた。もはや“全国区”の女帝でしょう」

 敗者復活から決勝に進んだ和牛に対し、上沼が「緊張感も何にもない、そういうぞんざいなものを感じました」と怒りのコメントを発したことについても、〈歯がゆくて物足りないんだろ。だから厳しい。やっぱり必要な人だわ〉〈単純に和牛がそこまで面白くなかった。期待してた分、腹が立ったんだろう〉などと“肯定派”が目立つ。

「あれだって、おせっかいな大阪のオバちゃんの愛のムチですよね。そもそも大阪のオバちゃんは、嫌いな人間に対して〈言うだけ無駄〉〈一生懸命しゃべるのがもったいない〉って考えますから。私は和牛に対する愛を感じました」(前出の源祥子氏)

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