竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

公開日: 更新日:

■収録後に聞かされた

 竹内さんの訃報が流れた当日、キムタクの姿は東京郊外の緑豊かなキャンパスの中にあった。21年新春に放送される特別ドラマ「教場Ⅱ」(フジテレビ系)の、警察学校のシーンを撮影するためだ。大島優子(31)、川口春奈(25)、工藤阿須加(29)らが訓練生役で出演し、今年の正月にオンエアされて好評だったドラマの続編だ。

 キムタクは初老の教官役・風間公親を演じているのだが、髪の毛を白髪にし、顔に微妙なシワを入れる特殊メークには2時間近くかかるという。そのため他の役者たちより1時間以上も前に現場に入るというキムタクは、この日も午前8時前には現場入りし、スタッフの前に姿を現したのは9時半を少し回った時間だったという。

 この日は早朝からテレビやラジオで竹内さん急死のニュースが速報で伝えられていたが、キムタクはいつもと変わらずにロケに参加していた。

「木村さんが竹内さんの急死を知ったのは、この日の収録スケジュールが全て終了してからだと聞いています。収録スタート前に木村さんのスタッフから『撮影中に木村の耳に竹内さんの情報は入れたくない』という強い要請があり、この日の現場は違った意味で緊張状態にありました。スタッフが言うには『木村さんの芝居に動揺を与えたくない』というのがその理由でした。繊細な役者さんの中には、それだけで演技がうまくできなくなってしまう方もいますから。前日もこの大学構内での収録だったのですが、厳しい雰囲気の中にどこか穏やかな空気が流れていました。ところが27日は木村さん側からそんなお願いも出て、役者やスタッフたちは終始表情がこわばった状態で、息が詰まってしまうのではないかと思うくらい緊張した空気が流れていました」(関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇