アイドル業界から悲鳴 コロナ第3波で「接触系」完全消滅か
新型コロナの第3波が猛威を振るう中、昨年4月に続き、再び「緊急事態宣言」が出される可能性が高まってきた。コロナ禍以降、ライブや握手会が開催できず、オンライン配信によるライブやイベントで糊口をしのいできたアイドル業界も戦々恐々だ。
大規模な握手会がウリの“会いに行けるアイドル”の筆頭、AKB48は昨年10月、9カ月ぶりにメンバー30人以上が集まったライブを開催。「オンラインお話し会&配信ライブ」と銘打ち、昨年3月に発売されたシングルの購入者特典の「全国握手会」の代替イベントを行った。“プロアイドルヲタク”でアイドル評論家のブレーメン大島氏はこう話す。
「AKB48は、コロナ対策を講じた上で一部の劇場公演は再開させていますが、握手会はすべて延期もしくは中止となっています。乃木坂などの“坂道系”も同様です」
握手会が開催できないことが“接触系アイドル”の代表格であるAKB48グループの失速を招いた一因と指摘する声が上がるのも無理はない。