アイドル業界から悲鳴 コロナ第3波で「接触系」完全消滅か
仮面女子は劇場公演再開も
同様に、全国に数千人存在するといわれる「地下アイドル」も厳しい状況に置かれている。
秋葉原に専用劇場を持つ“最強の地下アイドル”「仮面女子」の担当者はこう話す。
「昨年の緊急事態宣言以降、あらゆる感染予防対策を徹底し、ファンの方にもご理解いただきながら劇場公演を再開させてきました。握手などの身体的接触は一切禁止。チェキの撮影もタレントとファンの方は、距離を保ち、アクリル板を挟んで行ってもらっています。今後も感染予防対策の改善に取り組んでいくつもりです」
仮面女子は、ライブ本数自体は前回の緊急事態宣言前を辛うじて維持しているというが、コロナ対応への苦労がにじむ。特に握手などの“身体的接触”は今後も難しそうだ。
「他の地下アイドルも似たりよったりの状況だと思います」(前出の大島氏)
収束の気配を見せないコロナ禍で、リスクの高い“身体的接触”は、ますます消滅してしまうのか。
「令和のアイドル」は、オンライン上での交流があったとしても、決して握手などはできない“近すぎないアイドル”がスタンダートになるのかも知れない。