上野樹里「事務所独立」決断に2つの理由 一時は“珍獣”扱いされ低迷も再評価で超売れっ子に
この春も多くのタレントや俳優が所属事務所から独立する。その背景はさまざまだが、中でも最も“上昇気流”に乗って独立する女優といえば、上野樹里(35)だろう。
上野は、2002年に女優デビュー。04年主演映画「スウィングガールズ」で注目を集めた。しかし、その後、予期せぬ低迷期を迎えた。
「一時期、共演者や制作スタッフから、わがままかつ予期せぬ振る舞いをすることから“珍獣”と陰口を叩かれるほどでした。しかし、それも遠い過去の話。いまや彼女のドラマ界の評価はうなぎ上り。売れっ子となり、スケジュールを押さえることが非常に困難な女優のひとりとなっています」(ドラマ関係者)
事実、ここ数年の上野の活躍には目を見張るものがある。18年のドラマ「グッド・ドクター」(フジテレビ系)を皮切りに、19年にはヒット作となった「監察医 朝顔」(同)。その翌年には、「監察医 朝顔 第2シーズン」(同)や「テセウスの船」(TBS系)など2本の連ドラ作品でヒロインを演じた。
「『──朝顔』と『テセウス──』の成功で上野は女優として再び評価されることになったんです。昨年も多くの企画が舞い込んでいたが、コロナ禍を理由に中止になってしまったものもある」(芸能プロ関係者)
女優デビュー20年目
上野は今月19日からスタートするドラマ「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」(TBS系)で久々の連ドラヒロインに挑む。
「共演は松重豊や田中圭ら豪華共演者がそろい踏み。高視聴率は確実です」(TBS関係者)
収録現場における上野の評判もすこぶるいいという。
「演者の中で一番に現場入りするのが上野です。メークも収録の1時間前には完璧に終わらせている。セリフも完璧。これまで上野の事情で撮り直しになった記憶はないです。もちろんスタッフにも差し入れなどを欠かしません。コロナ前は手作りのおにぎりやサンドイッチなどが有名だった。最近はコロナを警戒し、焼き菓子が多いですが、とにかくうまいんです。上野の差し入れを楽しみにしているスタッフはかなりいます」(制作関係者)
そんな折に報じられたのが18年近く所属した芸能プロダクション「アミューズ」からの独立発表。女優デビュー20年目を迎える今年、心機一転、独立を決意したというわけだが、理由は2つあるという。
「1つは、次から次へと出演オファーが来るようになり女優としてやっていく覚悟がようやくできたこと。一時期は自信を失い、引退まで考えていたといわれていましたからね。2つ目は夫でミュージシャンの和田唱です。2人は本当に仲がいい。上野は最悪、仕事がなくなっても和田がそばにいてくれるから大丈夫という安心感があるそうです。いまだに手をつないで買い物や散歩に出かけています」(前出のドラマ関係者)
女優・上野樹里の“第2ラウンド”は始まったばかりだ。