桝太一、佐藤義朗に続き…日テレ局内で囁かれる「次に辞めるアナウンサー」の実名
看板アナの桝太一アナウンサー(40)に続いて佐藤義朗アナ(36)が退社を表明した日本テレビ。
この2人だけでなく、日テレには、密かに独立を考えているアナウンサーがいるという不穏な情報が飛び交っているという。さる日テレ関係者は声を潜めてこう話す。
「理由は2つある。一つは局アナとしてのキャリア形成が今後、頭打ちになることが分かっているからです。以前は日テレで頑張って人気者になりフリー転身というのが王道でした。しかし、テレビはメディアとして衰退し、もはやかつてのパワーはありません。さらに日テレはこの先、50年先の経営を見据えて社長室主導の『日テレSDGsプロジェクト』を立ち上げた。このプロジェクトに関連して局アナが今後、中心となって活躍する機会は基本、ありません」
テレビ局で花形であったはずの局アナも、すでにそのプロジェクトでは中心ではないそうだ。もう一つは年収の壁だという。
他業種への転身
「民放の中では視聴率ナンバーワンの日テレですが年収は皮肉にも民放最下位で、テレビ東京より低いといわれています。フジテレビが30歳で1000万円を超えるのに日テレは届きません。いまの日本経済を象徴しているような会社ですよ。上昇しない年収ベースに愛想を尽かして、局アナは日テレという金看板とスキルや知名度を武器に、フリー転身、そして今どきは他業種への転職を狙っているんです」(前出の日テレ関係者)
そうした中、「次に日テレを卒業する」との噂があるのが「news every.」を担当する藤井貴彦アナ(50)と「バゲット」などに出演している笹崎里菜アナ(30)の2人だという。
「人気の藤井アナは、フリーになっても十分やっていけるでしょうし、日テレに固執する理由はないはず。このまま日テレに残っても年収2000万円がやっとでしょうが、元テレビ朝日の富川悠太アナ(45)のように、トヨタ自動車のような一流企業に行くとなると年収3000万円以上は確実ですからね。笹崎アナも他業種に興味があるようで、最近は“パーソナルカラーリスト”の検定を取ったりもしていますね」(前出の日テレ関係者)
なぜ日テレの局アナはこうしたキャリア形成に興味津々なのか。
「日テレは50代以降の社員には何の期待もしていない。その結果、局の現状を理解し、仕事ができる50代局員は次々と辞め始めているんです。リストラする必要がない。アナウンサーたちもそんなサバイバルな環境を知っているんです」(編成関係者)
視聴率ナンバーワンの日テレでさえ生き残っていくには熾烈な現実がある。ある意味、一番、シビアなテレビ局といえそうだ。