安倍晋三さんのオーラは大物芸能人以上だった 長く芸能リポーターを務めた僕が断言
安倍晋三元総理が突然亡くなられたのは、大きな衝撃だった。国民のひとりとして、大きな存在の政治家を失ったというのは皆さんと同じだ。
僕は芸能記者、芸能リポーターとして取材活動を続けてきて、政治とは無縁なのだが、ごく短い時間、安倍元総理と接した経験があって、その人としての魅力を大きく感じたことを覚えている。それだけにショックだった。
安倍さんがまだ官房長官で、総理大臣へ心待ちだった2000年代半ばごろ、僕の出身高校の東京在住者を対象にした同窓会で、僕の卒業年度が幹事を務めた。で、「誰かゲストを」という話になった時に、同級生のひとりが大手の銀行マンで、米国留学時代に安倍さんと留学生仲間として仲良くなったことがわかった。その縁で声をかけてみたら、安倍さんが来てくれることになった。安倍さんの都合が良いようにこちらも会場を霞が関に決め、当日、幹事役が安倍さんを迎えた。
政治家らしく皆に愛想が良く、会場の入り口でちょっと待ってもらっても「大丈夫ですよ」とにこやか。壇上に上がるとさまざまな話をしてくれた。