麒麟の川島さんに「ヤバイな、金になるぞ」と言われて水彩画を始めた
今年に入って新しく始めたのが「絵を描くこと」です。きっかけは単純で、相方に舞台の仕事が入って、コンビの仕事が減ったんで半ば仕方なくという感じでした。
じゃあ、なぜ絵だったのかと言われれば、それは昔、麒麟の川島(明)さんに言われた言葉がよぎったからかもしれません。東京に来たばっかりでお金もなかった頃、田無の家まで帰れなくてよく川島さんの家に泊めてもらっていたんです。
他にも同じような芸人が集まって夜中に酒飲みながら大喜利とかをしてたんですが、その時になぜか絵を描くことがあった。大人になってほとんど初めて絵を描いたんですが、俺の絵を見た川島さんが「おまえ、ヤバイな、それ。絶対金になるぞ」「その絵、持って帰ってちゃんと完成さしてみたら?」って言ってくれて、確か「とろサーモン久保田の絵。こいつすごいかもしれないな」ってTwitterにも上げてくれたんです。
あの時、川島さんに褒められたことが俺の中に残ってたのかもしれません。思い立ってすぐ新宿の世界堂に画材を買いに行きましたわ。選んだのは水彩画セット。今はアクリルとかも使ってますが、絵なんてマトモに描いたことはないし、教えてくれるような人もいませんから完全な勘です。