苦節15年…ラストチャンスで勝ち取ったM-1!
M-1で優勝したのは結成15年目のラストチャンス。やっとですわ。
M-1にはそれこそ死に物狂いで挑んでましたよ。毎年新ネタを作るだけじゃなく、スタイルもどんどん変えてたし、これまでにウケたスタイルをオムニバスのように全部詰め込んでみたりもした。全身全霊で考えつく限りの手を使いました。
それでもM-1の扉は何回ぶち当たってもなかなか開かなかった。毎回負けが決まった後は頭の中が空っぽになってました。家に帰って真っ暗な部屋でテキーラを飲みながらクラシックを聴く。そんなんでしたわ。
相方の村田には負けた後はいつも俺から「今年も決勝行かれへんかった、ごめんな」ってメッセージを送ってましたね。コンビのネタを書いてるのは俺ですから、負けた責任も俺が取らなきゃならない。そこまで背負ってやってたんです。
村田はいつもニコニコしてるジャムおじさんで、必死に戦うアンパンマンが俺です。
実はM-1にちゃんと参加する前は「なんだよ、どうせヤラセなんだろ」なんて思ってたんです。でも自分が参加してみて、そうじゃないことがイヤというほどわかりました。