活動の場を東京に移して始まった地獄の日々 俺にとって東京は「頭狂」なのだ

公開日: 更新日:

 俺たちとろサーモンは2010年に活動の場を東京に移しましたが、もうどこから話していいかわからないくらい地獄の日々の始まりでした。

 大阪では結果も残して結婚もしました。満を持しての東京進出です。嫁と犬と俺で寝台列車「サンライズ出雲」に乗って東京に出発した日のことはよく覚えてます。

 最初に住んだのは西東京市の田無。他の芸人たちが目黒やら新中野近辺に集まって住んでいることは知ってたけど、俺はお笑いの世界にあった派閥や軍団みたいな風潮に中指を立てていたので、仲よしこよしでやりたくなかった。地理を知らなかったこともあるけど、気づいたら田無に住んでましたわ。

 最初は穏やかな日々だったんです。大阪ではお笑いの世界で24時間ピリピリと戦っていたけど、こっちでは周りに芸人もいないし、それなりに貯金もあって余裕もあった。マンションの前にある小さな公園で遊ぶ子供を嫁が窓からニコニコ見ていて、その姿を横目に頭をかきむしりながらネタを書いてる俺。もちろん東京のお笑いで戦える自信もありました。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された