麒麟の川島さんに「ヤバイな、金になるぞ」と言われて水彩画を始めた
で、実際に描き出してみたら「こんなオモロいんか! こんな夢中になれるんか」ってドハマりした。何というか、絵筆を持っている時は精神が落ち着いて座禅を組んでいるみたいな感覚になれるんです。
調べたら絵を描いてる時って脳からドーパミンがドバドバ出てるらしく、あんまり長くやっちゃいけないらしい。俺は5~6時間ぶっ通しで描き続けて終わったらすぐ寝てましたわ。
■初の作品集「なぐりがき」発売
アトリエは家のキッチンで、よく顔に絵の具とかを付けたままテレビ局に行って、「久保田さん顔に血が付いてますよ」「あ、これ赤の絵の具ですわ」なんてこともありました。
テーマはその時の自分の内面から出てくるものを描きまくるだけですが、次から次に描きたい欲求が湧いて、気が付いたら1~2カ月で50枚くらい描き上げてましたね。
絵については「色の感覚がすごい」なんて言ってもらってますけど、これは子供時代の影響かも。貧乏やのに親から「同じ色ばっかり着ないで」って言われて、少ない服をあれこれ組み合わせて少しでも明るく見せようとしてた記憶がある。