関根勤は小堺一機を通じて堺正章の笑いを取る技術を学んだ
小堺くんの「コサ」と(関根)勤くんの「キン」を合わせて「コサキン」。小堺くんは堺先生のことが大好きでね。っていうか尊敬してる。だから話し方もしぐさも、それこそコケ方までそっくり。名前だって小さな堺ですから(笑)。
小堺くんは堺先生が司会をやってた「紅白歌のベストテン」で前説もやってました。当時の番組は公開生放送が多かったんです。やっぱり、生のお客さまに接することでお客さまの反応がストレートに返ってくることが勉強になったみたい。関根くんは小堺くんを通じて、堺先生の笑いを取る技術に影響を受けたのでしょう。
■裏で面白くても何にもならない
彼らがまだ出始めの頃、小堺くんにはアタシのステージの司会をやってもらったことが何度かあるんです。でもそれがつまらないの(笑)。
「はい、次の曲は○○○です。どうぞ!」って、ほかに面白いことしゃべれないのか! って。アタシが歌い終わり、後ろに下がってスツールに寄りかかるようにして見ているんですけど、面白くない話ばかりしていて(笑)。アタシが途中で「はいはい、お話終わりましたか~。じゃあ、次の曲いきますよ~」って前に出ていく。そんな感じですよ。