広瀬すず&永瀬廉の演技力のおかげ?「夕暮れに、手をつなぐ」は“爆死”ギリギリ回避

公開日: 更新日:

 21日に最終回を迎えた広瀬すず(24)とKing & Prince永瀬廉(24)のTBS火曜ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」。平均世帯視聴率は6.4%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)だった。

「初回の8%から前々回の第8話で5.4%まで落ち込んだ際には《爆死》などと報じられましたが、第9話5.9%、最終話で6%台まで盛り返しましたし、TVerのお気に入り登録者数も上位に。面目を保った格好ですね」(在京キー局プロデューサー)

 ネット上では《キャスティング、映像の美しさ、音楽はすごく良かったのに脚本が……》などと、当初から脚本にダメ出しする書き込みが少なくなかった。NHK朝ドラ「半分、青い。」などで知られる、“恋愛ドラマの神様”北川悦吏子氏が手がけたのは、ご存じの通り。《偶然に偶然が重なりすぎ》《古くさい》なんて批判もあった。

■SNS時代に“すれ違い”を描く難しさ

「すぐに連絡が取れるSNS時代に、そもそもカップルの“すれ違い”を描くのは難しい。スマホのバッテリーが切れて連絡が取れなくなるという展開も、確かにコンビニで充電器が買える今となれば“無理筋”でしょう。ただ、当初は広瀬さんが演じるヒロイン・空豆の方言にもツッコミが入っていましたが、そういう“雑音”は回を重ねるごとに減っていった。中には広瀬さんと永瀬さんの《顔を観賞するだけのドラマ》なんて声もありましたが、2人が並ぶ映像の美しさはもちろんのこと、やはり2人に繊細な演技力があるからこそ、脚本以外の批判をねじ伏せていった。たとえベタな展開でも、最後に2人がどうなるのかを見届けたいと思わせる魅力がありました」(テレビ誌ライター)

 最終回放送後は《終わりがあっさりしすぎ》なんて拍子抜けの声も少なくなかったが、それは、それだけキャストに思い入れができていた裏返しか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 3

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    茨城県知事の異常な県政を朝日も毎日も報じない不思議…職員13人が自殺?重大事件じゃないか!

  1. 6

    立憲民主党の凋落は自民党以上に深刻…参院選改選組が国民民主党に露骨なスリ寄り

  2. 7

    小芝風花&松坂桃李は勝ち組、清野菜名は貧乏クジ…今期ドラマ「トップコート」所属俳優の泣き笑い

  3. 8

    阿部寛「滑舌問題」はクリアできそうだが…新日曜劇場『キャスター』で国民的俳優が試される“唯一の心配事”

  4. 9

    浜田雅功の休養の裏で着々と進む松本人志との"今夏ダウンダウン完全復帰計画"…プラットフォームに本腰

  5. 10

    誰トク?広がる地方私大の公立化…見送られた千葉科学大は「加計学園」が運営撤退も大学存続