韓国で直撃!演歌の女王・桂銀淑「日本の皆さんの前で死ぬ前にもう一度歌いたい」
韓国人歌手としてNHK紅白歌合戦7年連続出場(1988年から94年)の最長記録をもつ演歌の女王、桂銀淑(ケイ・ウンスク=61)。
2007年11月に覚醒剤所持で逮捕され、翌08年8月、失意のどん底で韓国に帰国後も波瀾万丈の半生を送ってきたが、彼女の歌唱力とハスキーボイスに魅了された日韓のファンに支えられて歌手活動を続けてきた。
コロナ禍直前の2019年12月末、ソウルのウオーカーヒルで2日連続のクリスマスディナーショーを開き、在日実業家ら100人以上が大挙日本からかけつけた時には韓国マスコミでも話題を呼んだ。在日本韓国商工会議所の金光一名誉会頭も「桂銀淑の歌は日韓交流のシンボルです。次は日本でもう一度聴きたいですね」と語った。
しかし不運にも翌2020年1月から広がったコロナ禍のため、歌手活動も中断。劇場コンサートや映画館、教会での礼拝、大衆集会なども一時禁止。食堂も休業したり、人数制限の措置がとられた。テレビ出演よりもファンとの接触を大事にした桂銀淑にとっても受難の時期が続いたが、今年3月中旬、ソウル市内で久しぶりのファンミーティングが行われるとの情報が入り、ソウルに飛んだ。