詐欺事件、ヤクザ愛人説、ギャンブル好き…報道の99%が嘘
80年代後半から90年代にかけて、“演歌の女王”“元祖韓流スター”と呼ばれ、セクシーなハスキーボイスと抜群の歌唱力で、「大阪暮色」や「すずめの涙」「北空港」など次々とヒット曲を飛ばした歌手・桂銀淑(58)。
88年から7年間、紅白歌合戦に連続出場して、趙容弼、金蓮子、BoAら韓国人歌手を超える紅白出場記録を更新した。88年度有線放送大賞グランプリにも輝いている。
ところが、2007年末、覚醒剤所持の現行犯で逮捕、懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受け、翌年8月ビザ切れをキッカケに韓国に失意のどん底で帰国した。
その後、韓国でも歌手活動の復帰を目指しているさなか、14年、突然降りかかってきた詐欺事件や覚醒剤事件に巻き込まれて、懲役1年2月の実刑判決を受けて服役するなど小説以上の波瀾万丈の人生を送っている。
その彼女が今年5月、「Re:Birth」(生まれかわり)というタイトルの新アルバムを発表、ディナーショーの準備や、ミニコンサート出演、テレビの仕事などで多忙な毎日を送っているという。韓国マスコミでは対人恐怖症やうつ病に悩んでいるという悪質デマも流れていたが、直接会ってみると、スッピンながら表情は明るく、かつての“演歌の女王”のオーラがあった。挨拶の握手が終わるなり、新作アルバムとキャンペーン用の「桂」と書かれたキャップを渡してくれた。やる気満々という感じで、こちらが圧倒された。