著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

伊藤万理華は今秋ドラマ計3本に出演 優しい人柄と内に秘めた芯の強さを持つ“表現者”の魅力

公開日: 更新日:

 伊藤は、ソロになって女優として開花。2021年公開の初主演映画「サマーフィルムにのって」で日本映画批評家大賞新人女優賞(小森和子賞)を受賞。同年夏には「お耳に合いましたら。」(テレビ東京系)で地上波連ドラ初主演も果たした。

 20、21年には各地のパルコで個展「伊藤万理華EXHIBITION“HOMESICK”」を開催するなど多彩な才能を見せて、彼女の場合は、「すてきな女優」というよりも「すてきな表現者」という言葉がよく似合う。その魅力は、街角にたたずむように穏やかに咲いていて、だけど、ほかの花とは確実に違う色と香りを感じさせる野の花に通じるものがある。

 今秋はタイムパトロール隊員を演じるが、もしも未来にタイムスリップして、乃木坂46の歴史を振り返るとしたら、「白石麻衣西野七瀬だけでなく、伊藤万理華という魅力的な才能を生んだことが、グループにとって大きな出来事のひとつだったね」と回顧する未来がやってくるに違いない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    河合優実が日本アカデミー賞「最優秀主演女優賞」の舞台裏…石原さとみと激しいガチンコ勝負

  2. 2

    旧安倍派「石破降ろし」フルスロットルのワケ…恨み骨髄!引き金は森友文書の開示決定だった

  3. 3

    杉田水脈氏「炎上ヘイト論文」再掲し《本当に差別主義者ですか?》…開き直り上等の無反省

  4. 4

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  5. 5

    フジテレビ“女子アナ王国”崩壊のドミノ状態…永島優美&椿原慶子に加え、岸本理沙アナも電撃退社へ

  1. 6

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  2. 7

    愛子さまに、佳子さまご結婚後も皇室に残る案が進展も…皇族数減少の課題にご本人の意思は?

  3. 8

    エキスポ駅伝2チーム辞退に《やっぱりな》の声…実業団に3月の戦いは厳しいか

  4. 9

    芦田愛菜が"CM起用社数"対決で橋本環奈に圧勝の流れ ノースキャンダル&インテリイメージの強さ

  5. 10

    コシノジュンコそっくり? NHK朝ドラ「カーネーション」で演じた川崎亜沙美は岸和田で母に