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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

仲の良さと人柄で後輩にも可愛がられるインポッシブルの存在

公開日: 更新日:

「あんなネタでケンカすんな!」
 (有吉弘行日本テレビ系「有吉の壁」12月11日放送)

  ◇  ◇  ◇

「有吉の壁」(日本テレビ系)の「今年の優勝」(MVP)がインポッシブルだと有吉弘行の口から発表されると、彼らは涙を流して歓喜した。そんな中、ジャングルポケットの太田博久が「さっき殴り合いのケンカしたばっかり」と笑って明かす。2人は番組で披露するネタを準備するうち、ケンカになってしまったという。そのことに対し、有吉が放った一言が今週の言葉だ。

 インポッシブルの2人は芸人界でも随一の仲の良さだが、ちょっとしたきっかけでケンカになってしまったのだ。しかし、それが後を引くことはない。ケンカの直後に周辺にいた芸人たちの求めに応じ、本人たちが“再現”して笑わせたほどだ。そこで明らかになったのは、2人が仲直りした瞬間、止めに入ったトム・ブラウンみちおが泣き出したということ。いかにも芸人的で面白い。

 彼ら2人のケンカにまつわるエピソードといえば、後輩の鬼越トマホークたちを止めに入ったエピソードもある。鬼越がケンカを始めたため、温厚な2人がたまらず止めに入った。すると、それに逆ギレした鬼越がインポッシブルの持ちネタに絡め、「おまえら巨大昆虫と一生戦ってろ!」と罵倒したのだ。これが鬼越のケンカ芸誕生のきっかけとなった。

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