横浜流星「プライベートでも全てが芝居に生きると思って生活」NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』主人公に抜擢
──役作りのために、ボクシングのプロライセンス、スキューバの免許を取得するなどストイックな横浜さん。大河に向けてどんな役作りをしていますか?
「蔦重が関わった作品は膨大にあるので、その資料を読み込んだり、専門家の方に聞いたりしています。それだけではわからない人となりは、実際に蔦重が生まれ育った場所に行って空気を感じて想像しています。また、映画『HOKUSAI』で蔦重を演じた経験のある阿部寛さんに『流星らしく』とアドバイスをもらいました。一言ではありますが、そこには阿部さんのいろんな考えが込められていると思っています」
──中学時代に極真空手の国際大会で優勝し、格闘技好きとして知られている。役作りと闘っている真っ最中だと思いますが、自分の時間はどのように過ごしていますか。
「俳優にならなかったら格闘家を目指していたので、格闘技を見る時間が落ち着きます。選手が何を背負ってその舞台に立っているのか、闘っているときの分析をしながら見ています。ほかの方とは違った見方をしているかもしれないですね(笑)。プライベートでも、全てが芝居に生きると思って生活をしています。最近の休みだと、大河の台本を読み込んで覚えていることが多いですが、蔦重と向き合える貴重な時間です」