川口春奈でも低迷の深刻…日テレドラマ「土10」撤退→「水10」復活が象徴する制作陣の迷い
日本テレビが水曜夜10時のドラマ枠を土曜に移動し、「土ドラ9」に加えて「土ドラ10」と“連ドラ2段積み”となったのが、昨年4月の改編。《土曜と日曜に連ドラ枠を集中させる》という戦略は裏目に出たようで、今期も土ドラ9の赤楚衛二(31)主演「相続探偵」、続く土10の川口春奈(30=写真)主演「アンサンブル」がどちらも低迷。春の改編では土10から撤退し、“水曜ドラマ”を復活させる。
「日テレの説明では、《3つのドラマの曜日を分散して、彩りを明確にするため》《水曜9時枠の番組『上田と女が吠える夜』からの流れを生かし女性層に圧倒的に支持されるタイトルを編成するため》とのことですが、結果的に、水10、土9という、もともとあった編成に戻りましたね」(テレビ誌ライター)
日テレの水曜ドラマと言えば、1995年に始まった「星の金貨」シリーズや、2011年の「家政婦のミタ」など、大ヒットドラマを生んだ“伝統枠”。しかし近年は不調で、全話平均視聴率で2ケタを超えた2021年「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」を最後に、2ケタには程遠い低空飛行が続いていた。水10枠はフジテレビのドラマとも競合する。この改編、吉と出るのか?