山田五郎が雑誌作りで得た「好きになることが仕事」のノウハウ
「ちょうどその頃『山田五郎を作ろう』ムーブメントがあったんだよ」
(山田五郎/テレビ東京系「伊集院光&佐久間宣行の勝手にテレ東批評」3月15日放送)
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時計、美術、街、ファッション、マンガ……あらゆるジャンルに詳しく、近年ではアート系YouTuberとしても人気な山田五郎(66)。そんな彼が「山田五郎」誕生秘話を話し始めた一言を今週は取り上げたい。拾った高級シャープペンシルに「山田」と書かれていたため、「じゃあ、俺が山田になればいいやってところから始まった」という。それを聞いた伊集院光はそもそも本名でないことに驚いていた。
山田の言う「その頃」とは1991年ごろのこと。山田は講談社の社員で雑誌「Hot-Dog PRESS」の編集者だった。当時、えのきどいちろうが単行本を出すことになったが、そのタイトルを勝手に決められそうになっていて困っていた。どうやったら円満に断れるかと話し合い、「そのタイトル、既にあることにしちゃいましょう」となり、急きょ「Hot-Dog PRESS」に同名のコーナーを作った。