【4.5歳の記憶】ガザの瓦礫を見るたびに焦土と化した東京を思い出す

戦争が激しくなった1944年の冬、我が家は家族分散で長野に疎開した。上の姉や兄は東京に残り、当時5歳の私と2人の姉が両親に連れられて善光寺裏の横沢町に借りた家に移ったのである。父と母は交代で東京の家と長野を行き来していたから、母が姉たちに私を託して東京へ戻ると姉弟3人だけになる…
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