ワインをかばい転倒と報じられた川島なお美
川島は右手に赤ワインとテキスト、左手に傘を持っていた。このため受け身が取れず、正座するような形になり、エスカレーターのステップに当たった左スネを大ケガ。この時のことを川島は2年前の日刊ゲンダイ本紙連載で「20針を縫うケガ。雨ざらしのエスカレーターで足が滑って、ライオンに引っかかれたような傷を負ってしまった」と語った。
ワインは川島が共演者やスタッフにプレゼントするためにメルシャンが60本限定で造った「くれなゐワイン」で、滑り落ちる途中もしっかり握って離さず無傷だった。マスコミはこれを「ワインをかばって転倒」と書きたてた。もっとも後日、川島は「とっさの時に自分をかばうなんて、できない。もっとギュッと抱きしめてしまうのが私の習性」とコメントした。
川島は学校には気丈に入り口まで自力で歩いて連絡。車を呼んでもらって病院に向かった。縫ってもらった傷は全治2週間。主治医から4~5日間の絶対安静が言い渡された。ドラマの撮影は3話途中までしか進んでおらず関係者は大慌て。
しかし、川島は処置直後の夕方、チーフプロデューサーに「明日行きますから」と電話。さすがに翌日の復帰はできなかったが、15日朝には車椅子で会見を開き、「お裁縫の好きな先生で、丁寧に20針も縫ってくださいました」「ワインを飲むたび、この事故を思い出しそう。これからはアクション女優としての訓練も必要ですね」とジョーク交じりに報告した。