<65>戸次公正が付けた「さゆり」とも読める「釋優利」の戒名
1997(平成9)年8月3日に60年の生涯を閉じた初代一条さゆりの遺体は、最後に暮らした釜ケ崎解放会館(大阪市西成区)の1階に運ばれ、頭を西向きにして安置された。その横の調理室では普段通り、炊き出しの準備が進められていた。
一人暮らしの者が亡くなると、行政は家族に連絡を…
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