あなたの「免疫力」が数値でわかる 客観的なチェック方法が登場

公開日: 更新日:

 結果は、免疫力年齢、Tリンパ球の年齢、免疫力スコア、免疫力グレードで示される。年齢は若いほど、スコアとグレードは数字が大きいほど、免疫力が高い。

「たとえば、69歳の男性は、免疫力年齢が55~58歳、Tリンパ球年齢が46~48歳、免疫力スコアが24段階の23、免疫力グレードはⅣ(5段階)で、『安全圏』という判定でした。61歳の女性は、免疫力年齢が72~75歳、Tリンパ球年齢が63~66歳、免疫力スコアが24段階の17、免疫力がグレードIIIで、『要観察圏』でした」

 免疫力は、細菌やカビ、ウイルスなどの感染、そしてがんなどから身を守るシステムだ。免疫力が低下すると、感染症やがん、動脈硬化による脳血管障害、心疾患のリスクが高まることが研究で明らかになっている。

「平成24年度の日本人の死亡順位は、1位がん、2位心疾患、3位肺炎、4位脳血管疾患です。しかし、死後の解剖所見で見ると、高齢者の死因のトップは肺炎などの感染症。これらに対抗するためには、免疫力を上げることが不可欠。免疫力は加齢とともに低下しますが、ストレスや食生活などの環境因子の影響も大きく、人によってその低下の度合いが異なります。免疫力の評価法は、自分の現状がどうなのかを知るのに役立つのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘