適切な睡眠時間は? 厚労省の新「睡眠指針」信じていいのか

公開日: 更新日:

 逆に、6時間しか寝ていなくても起床から4時間後に眠くならない人は、いまの自分に必要な睡眠時間を満たしている。“適切な量”に合わせようとして無理に睡眠を増やさなくてもいい。

「ただし、マイクロスリープが出ていないかどうかのチェックが必要です。睡眠は脳をメンテナンスするために必要な時間で、シャットダウンする必要があると眠気が出ます。眠気があるのに寝ない状態を続けていると、そのうち眠気そのものを感じなくなってきて、起きている時も脳の使っていない部分をシャットダウンするようになります。これがマイクロスリープで、生産性を下げたり、事故につながる危険もあります」

 短時間しか寝ていないのに、起床から4時間後に眠くならない場合、マイクロスリープが出ている可能性がある。文章を読んでいて無意識に同じ部分を何度も読み返してしまう。パソコンで入力中に同じような変換ミスを繰り返す。赤なのは2つ先の信号なのに減速してしまう……。ちょっとしたエラーを繰り返す場合は、睡眠リズムを見直す必要がある。

 指針をもとに自分の生活に合わせて応用する術を身につけるべし。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 2

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  3. 3

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  4. 4

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  5. 5

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  1. 6

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  2. 7

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール

  3. 8

    織田裕二「踊る大捜査線」復活までのドタバタ劇…ようやく製作発表も、公開が2年後になったワケ

  4. 9

    「嵐」が2019年以来の大トリか…放送開始100年「NHK紅白歌合戦」めぐる“ライバルグループ”の名前

  5. 10

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞