緊張型や片頭痛とも違う “第三の頭痛”は低気圧で悪化する
歩いている間も片手にかばんを持ち、もう一方の片手でスマホを操作していたら、体のバランスは崩れ、大後頭神経痛を招く体の歪みにつながるだろう。
対策は次の方法が効果的だ。まず、湿布を小さく切って耳の後ろに貼る。風呂に入って痛みが和らぐ人は温湿布、冷たいタオルがベターな人は冷湿布を。次に、ロキソニンなどの鎮痛剤を服用する。痛みを引き起こす物質の放出を抑える。
ここまでの方法を試してもまだ痛みがつらいなら、大後頭神経の興奮を抑える三叉神経痛の特効薬「カルバマゼピン」を服用する。大後頭神経は三叉神経とつながっているので、三叉神経の興奮が原因の三叉神経痛と同じ薬がよく効くのだ。医師の処方薬で、1日1回、3~5日間服用。服用して3日目辺りから血中濃度が有効なレベルまで上がるので、症状も軽減する。
「併せて、姿勢の悪さを改善したり、ストレスをためない生活を送るようにしてください」