【五十肩】入浴は短時間で済ませ市販の痛み止めでしのぐ

公開日: 更新日:

「慢性期では炎症が治まるので痛みは和らぎますが、次第に関節包が硬くなって肩の動きが悪くなります。そのまま動かさないでいると肩の可動域が狭くなるので、無理のない範囲で少しずつ動かすことが大切です」

 炎症が治まれば、今度は肩を温めて血行を良くした方がいい。温めると痛みが和らぎ、動かしやすくなるので、肩のストレッチや運動はお風呂の後にでもやろう。「振り子体操」や「うちわ体操」は、肩関節の拘縮を予防する運動療法として整形外科でも指導される。

◆「振り子体操」…立ち姿勢でおじぎをした状態から、肩が痛い方の腕を垂らし、力を抜いて前後左右に振る

◆「うちわ体操」…肩の痛い方の肘を90度に曲げて、脇を締めてうちわを仰ぐように左右に振る 

 一般的には、発症から6カ月ほど経つと痛みがほとんど治まる「回復期」に入るといわれている。回復期に入っても、積極的に肩を動かすことが大切だ。

「ただ、実際には約半数の患者さんに痛みや関節の可動域制限が残り、10%は日常生活に支障を来すほどの障害が残ることが報告されています。発症時の症状が強いほど予後が悪いので、症状が強かったり、改善が悪かったりするようなら、きちんと受診するべきです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭