【のどの痛み】一般医薬品の「のど飴」は何が違うのか?
風邪やインフルエンザでのどが痛い。または、しゃべり過ぎたり、カラオケで歌い過ぎたりでのどが痛い。そんなときは、取りあえず「のど飴」で対処してみよう。池袋大谷クリニック(東京)の大谷義夫院長(日本呼吸器学会指導医)が言う。
「のど飴にも『一般用医薬品』『医薬部外品』『食品』と種類があります。使うなら、最も効果の高い、薬局で売られている一般用医薬品ののど飴を選ぶといいでしょう」
一般用医薬品でも成分や効き目の強い順に「第1類医薬品」「第2類医薬品(指定第2類含む)」「第3類医薬品」に分かれている。「医薬部外品」は医薬品に比べて効き目が穏やかで、副作用が極めて少ないのが特徴。販売に許可がいらないので、コンビニやスーパーなどでも買うことができる。
第2類や第3類の医薬品ののど飴で代表的なのは「浅田飴」や「南天のど飴」。これらは「鎮咳去痰薬」に分類されていて、主な有効成分は生薬だ。
「仕事などで飴をなめるのは都合が悪いという人にお薦めなのは、『龍角散ダイレクトスティック』(第3類医薬品)です。顆粒タイプで、口の中に入れるとすぐに溶けるので利便性がいい。私も常に携帯していて、講演やテレビ出演の前に飲んでいます」