著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

ビタミンD摂取で大腸がんリスク22%減 大規模調査で判明

公開日: 更新日:

 血中に高度に濃縮されたビタミンDが、大腸がんのリスクを下げているかもしれない――このような調査が国立がん研究所ジャーナルに発表され、大きな話題になっています。

 アメリカでは、大腸がんで亡くなる人は肺がん乳がんに次ぎ3番目に多く、毎年5万人もが亡くなっています。

 実はこれまでもビタミンDと大腸がんの関係は研究されていましたが、どれも規模が小さく、決定的な結論には至っていませんでした。

 今回発表された調査は、国立がん研究所、米国がん協会、ハーバード大学など世界中から20カ所の病院や研究所が参加して行われたもので、5700人の大腸がん患者と、そうでない7000人が対象となりました。

 結果、ビタミンDの摂取が基準値よりも少なかった人、特に女性は大腸がんにかかるリスクが30%上昇。血中のビタミンDが多かった人は逆に、そのリスクが22%減少したといいます。

 このデータから「女性の大腸がんリスクとビタミンDはかなり強い関連性がある」と分かったのですが、理由はまだ解明されていません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    自維連立に透ける実現不能の“空手形”…維新が「絶対条件」と拘る議員定数削減にもウラがある

  3. 3

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  1. 6

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  2. 7

    日本ハム1位・伊藤大海 北海道の漁師町で育った泣き虫小僧

  3. 8

    米倉涼子の薬物逮捕は考えにくいが…業界が一斉に彼女から手を引き始めた

  4. 9

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 10

    影山雅永JFA技術委員長の“児童ポルノ逮捕”で「森保監督がホッとしている情報」の深層