こういう風に死ぬんだな…佐藤尚之さんが語る劇症型アレルギー

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 というわけで、ボクは海の物はほぼ食べられなくなりました。以来、アニサキスアレルギーについて調べまくりました。でも、調べれば調べるほど、食べられるものが制限される現実を突き付けられたのです。しかも、アニサキスアレルギーについての資料や文献、研究者が非常に少ないことも知りました。

 アニサキスはほとんどの魚に寄生しています。生魚はもちろん、焼いても煮ても揚げても干してもダメ。要はアニサキスの持つタンパク質がダメなので、死骸や分泌物もNGです。缶詰や練り物もアウト。オキアミを使ったキムチや、魚介系のソースやダシも同様です。さらに、レバーやフォアグラといった肉の内臓にもアニサキスがいる可能性があるといわれています。もしかしたら食べられるかもしれませんが、文字通り「命懸け」になるので……(笑い)。

 海の物で大丈夫なのは今のところ貝類。それから海藻類はOKです。

 初めのうちは「負けるもんか」と意気込んで調べることに没頭したのですが、去年の9月になって突然うつ状態になりました。秋冬は魚がおいしい時季。どこの街でもレストランの位置で地図を構成しているボクは、街に出るのがつらくなってしまったんです。もう食べられない魚料理を思い、激しく人生を悲観しました。

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