【芝エビづくし】「始末」で体や血管の老化を防止する

公開日: 更新日:

■小なりとも完全食品

 自然界を眺めてみると、ヘビでもカエルでも、捕らえた獲物はそのままパクリ。つまり、生物はちゃんとホールフード(丸ごと食品)を心がけている。食べることは、生きること。丸ごといただくことによって、生命とそこに含まれる全栄養素をすべて受け取るのである。我々もできればそれを見習いたい。

 硬いうろこや骨があるとそう簡単にいかないことも多いが、芝エビくらいならホールフードの教えを実践できる。芝エビは近海で捕れる小型のエビ。エビの子どもではなく、立派な大人。昔は芝浦沖で漁獲されたのでこの名がある。

 芝エビを丸ごと食べると良いことがいっぱい。解毒作用に重要なアミノ酸タウリン、抗酸化作用を持つビタミンE、骨の成長に必須のビタミンDとカルシウムを豊富に含む。エビの殻はキチンという物質で、ヒトには直接栄養素とはならないが食物繊維として働き、コレステロールや毒素の吸着作用がある。また独特のうま味を持つ甲殻類のミソは、脳みそではなく肝臓。ここにも鉄分がいっぱい。芝エビは小なりとはいえ完全食品なのである。

(福岡伸一)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  3. 3

    巨人オーナーから“至上命令” 阿部監督が背負う「坂本勇人2世育成&抜擢」の重い十字架

  4. 4

    高市政権が抱える統一教会“爆弾”の破壊力 文春入手の3200ページ内部文書には自民議員ズラリ

  5. 5

    前橋市長選で予想外バトルに…小川晶前市長を山本一太群馬県知事がブログでネチネチ陰湿攻撃のナゼ

  1. 6

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網

  2. 7

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  3. 8

    バタバタNHK紅白 高視聴率でも今田美桜、有吉弘行らMC陣は負担増「出演者個々の頑張りに支えられた」

  4. 9

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 10

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」