ストレスフルでもうつ病にならない人は腸内環境に理由あり

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 橋本教授はネズミにストレスを与える研究を行った時、うつ様の行動を示すようになるネズミとそうでないネズミがいることに気づいた。

 人間の場合は遺伝や環境要因などでストレスへの強さは人それぞれだが、研究用のネズミの場合、親やエサ、飼育条件は同じ。遺伝や環境要因による違いがなく、本来“ネズミそれぞれ”とならない。

「調べた結果、うつ様行動を示すネズミは乳酸菌の一種であるラクトバチルスが腸内で増えていて、うつ様行動を示さないネズミは、ストレスを与えていないネズミと腸内環境は同じであることが分かりました」

■腸内細菌のバランスが重要

 抗生物質は腸内細菌を殺す。これを利用して、一方のネズミには抗生物質のカクテルを飲料水として与え、腸内細菌を死滅。もう一方のネズミには通常の飲料水を与える研究も行った。

 橋本教授は当初、抗生物質を与えた方がストレスに弱いだろうと考えていたという。


 しかし、結果は、抗生物質で腸内細菌を死滅させ、その後ストレスを与えたネズミの方が強かった。すなわち、抗生物質で腸内細菌を死滅させた群の方が、ストレスに強かったのだ。

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