ストレスフルでもうつ病にならない人は腸内環境に理由あり

公開日: 更新日:

 橋本教授はネズミにストレスを与える研究を行った時、うつ様の行動を示すようになるネズミとそうでないネズミがいることに気づいた。

 人間の場合は遺伝や環境要因などでストレスへの強さは人それぞれだが、研究用のネズミの場合、親やエサ、飼育条件は同じ。遺伝や環境要因による違いがなく、本来“ネズミそれぞれ”とならない。

「調べた結果、うつ様行動を示すネズミは乳酸菌の一種であるラクトバチルスが腸内で増えていて、うつ様行動を示さないネズミは、ストレスを与えていないネズミと腸内環境は同じであることが分かりました」

■腸内細菌のバランスが重要

 抗生物質は腸内細菌を殺す。これを利用して、一方のネズミには抗生物質のカクテルを飲料水として与え、腸内細菌を死滅。もう一方のネズミには通常の飲料水を与える研究も行った。

 橋本教授は当初、抗生物質を与えた方がストレスに弱いだろうと考えていたという。


 しかし、結果は、抗生物質で腸内細菌を死滅させ、その後ストレスを与えたネズミの方が強かった。すなわち、抗生物質で腸内細菌を死滅させた群の方が、ストレスに強かったのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    りくりゅう電撃引退も三浦璃来だけ競技継続の「ウルトラC」…ごく身近にも“前例”あり

  2. 2

    りくりゅうペア大逆転金メダルを呼んだ“かかあ天下” 木原龍一はリンク内外で三浦璃来を持ち上げていた

  3. 3

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 4

    松重豊がついに引退を示唆し2代目探しに言及…「孤独のグルメ」井之頭五郎を継ぐ有力候補者の実名続々!

  5. 5

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  1. 6

    木下グループにアスリート殺到 「社長自腹4000万円」だけじゃない驚きのサポート体制

  2. 7

    1ドル=160円にらむ円安進行に後手後手…日銀「4月利上げ後退」で庶民生活はジリ貧の一途

  3. 8

    桑田真澄氏が《ポスト阿部に浮上》の悪い冗談…ファンの期待と球団の評価には大きな乖離

  4. 9

    足元ではコメ値下がりも新たな問題が…加工米が4万トン不足で日本酒業界もピンチ

  5. 10

    玉川徹、橋下徹、杉村太蔵、カズレーザー…いま一番視聴率が取れるコメンテーターは誰?