ストレスフルでもうつ病にならない人は腸内環境に理由あり

公開日: 更新日:

 橋本教授はネズミにストレスを与える研究を行った時、うつ様の行動を示すようになるネズミとそうでないネズミがいることに気づいた。

 人間の場合は遺伝や環境要因などでストレスへの強さは人それぞれだが、研究用のネズミの場合、親やエサ、飼育条件は同じ。遺伝や環境要因による違いがなく、本来“ネズミそれぞれ”とならない。

「調べた結果、うつ様行動を示すネズミは乳酸菌の一種であるラクトバチルスが腸内で増えていて、うつ様行動を示さないネズミは、ストレスを与えていないネズミと腸内環境は同じであることが分かりました」

■腸内細菌のバランスが重要

 抗生物質は腸内細菌を殺す。これを利用して、一方のネズミには抗生物質のカクテルを飲料水として与え、腸内細菌を死滅。もう一方のネズミには通常の飲料水を与える研究も行った。

 橋本教授は当初、抗生物質を与えた方がストレスに弱いだろうと考えていたという。


 しかし、結果は、抗生物質で腸内細菌を死滅させ、その後ストレスを与えたネズミの方が強かった。すなわち、抗生物質で腸内細菌を死滅させた群の方が、ストレスに強かったのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 2

    愛子さまが8月に伊勢神宮「式年遷宮」視察へ 将来は「祭主」を継ぐ可能性も

  3. 3

    検察組織は落ちるところまで落ちた 東大法卒の「特捜部エース」が“ヒモ”とは…世の中真っ暗闇

  4. 4

    三山凌輝「裏切り愛」でも愛娘・趣里に離婚を勧められない水谷豊&伊藤蘭の悲痛

  5. 5

    眞鍋かをり「愛子天皇待望論」は“陰謀論”発言が波紋…高学歴タレントコメンテーター生き残りの厳しい現状

  1. 6

    「ブルーカラー・ビリオネア」には到底なれない…60代の元ブルーカラーは今無職

  2. 7

    来春の統一地方選の争点は「皇室典範」再改正で決まり 高市内閣支持率急落で野党にも一筋の光明

  3. 8

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  4. 9

    一番驚いているのは自民に入れた有権者 「数の力」をなぜ、こんなバカげたことばかりに使うのか

  5. 10

    今夏の専大松戸の継投策が「エース→2番手」ではなく「2番手→エース」の理由…いざ千葉県大会決勝へ