帯状疱疹ワクチンの驚きの効果 頭痛が起こらなくなった

公開日: 更新日:

 清水医師は片頭痛の患者でも帯状疱疹ワクチンの効果を調べており、群発頭痛と同様の結果が出ている。

「最近は帯状疱疹ウイルスがさまざまな病気のリスクを高めることが分かっています。脳血管障害、アルツハイマー型認知症、多発性硬化症、顔面神経まひや片側性眼瞼けいれんなどです。命にかかわる病気や治療薬がない病気もあることを考えると、予防策として帯状疱疹ワクチン接種をお勧めします」

 ワクチンは任意接種。帯状疱疹は厚労省が「50歳以上を承認」としているため、医療機関も対象を「50歳以上」としているところが多い。49歳以下はまずは相談から。

 なお、帯状疱疹ウイルスは水ぼうそうのウイルスと同じ。子供の時にかかって治っても神経節に潜在しており、免疫力低下などで増殖し再活性化して神経痛や皮疹などの症状を出す。また、子供の頃に水ぼうそうのワクチンを打った人は、20~30歳くらいでその効果が薄れてきている可能性が大きいので、病院で抗体価のチェックをした上でワクチン接種を検討してみては。


■群発頭痛とは

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」