帯状疱疹ワクチンの驚きの効果 頭痛が起こらなくなった
清水医師は片頭痛の患者でも帯状疱疹ワクチンの効果を調べており、群発頭痛と同様の結果が出ている。
「最近は帯状疱疹ウイルスがさまざまな病気のリスクを高めることが分かっています。脳血管障害、アルツハイマー型認知症、多発性硬化症、顔面神経まひや片側性眼瞼けいれんなどです。命にかかわる病気や治療薬がない病気もあることを考えると、予防策として帯状疱疹ワクチン接種をお勧めします」
ワクチンは任意接種。帯状疱疹は厚労省が「50歳以上を承認」としているため、医療機関も対象を「50歳以上」としているところが多い。49歳以下はまずは相談から。
なお、帯状疱疹ウイルスは水ぼうそうのウイルスと同じ。子供の時にかかって治っても神経節に潜在しており、免疫力低下などで増殖し再活性化して神経痛や皮疹などの症状を出す。また、子供の頃に水ぼうそうのワクチンを打った人は、20~30歳くらいでその効果が薄れてきている可能性が大きいので、病院で抗体価のチェックをした上でワクチン接種を検討してみては。
■群発頭痛とは