熱中症対策にはキュウリ 96%が水分で体を内側から冷やす

公開日: 更新日:

 全国各地で35度以上の猛暑日が続いている。それに伴い激増しているのが、熱中症だ。救急搬送される人の多くを占めるのが65歳以上の高齢者で、3週間以上の入院が必要な人も少なくない。残念ながら死に至った人もいる。

 栃木県真岡市の70代後半の女性は、エアコンが使われていない閉め切った寝室で亡くなっているのが見つかった。熱中症というと「屋外で起こる」といったイメージが強いが、実は熱中症の発症場所で最も多いのは「屋内」。高齢者は体内の水分量が少なく、特に熱中症になりやすい。自分がいる環境がどのような状態かを正しく理解し、日中だけでなく夜間も冷房や扇風機で適度に温度を下げて熱中症対策を講じたい。

 忘れてならないのは、言わずと知れた「水分補給」。一気に水分を取っても体内に吸収されづらいので、こまめに水分を取る必要がある。加えてお勧めしたいのが、食べ物での水分補給だ。

 夏ならではの野菜として、イチ押しはキュウリ。96%が水分で、体を内側から冷やしてくれる。

 可食部100グラム当たりカリウムが200ミリグラム含まれており、余分なナトリウムを体外に排出するため、高血圧改善、むくみ、疲労解消にもいい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘