右目の手術を受けて手元がさらにはっきり見えるようになった
私はもともと強度の近視で、ずっとコンタクトレンズをつけています。40代後半にはいわゆる老眼も重なり、それからは遠近両用の多重焦点コンタクトレンズを使ってきました。それが、ここにきて急激に視力が落ちたのです。これはおかしいぞと思い、同じ順天堂医院の眼科に出向くと、黄斑円孔だと説明されました。
眼科の医師によると、穴が自然に塞がることはほとんどないため手術が必要とのことでした。かつては効果的な治療法がなかったそうですが、いまは硝子体手術が劇的に進歩して問題なく改善するといいます。黄斑から残った膜を剥ぎ取って“引っ張り”をなくしたうえで、一時的に眼球内にガスを充填させて穴を閉じるという方法です。
■眼内レンズを入れる白内障の手術も
ただ、私は少しだけ白内障もあったため、同時に白内障の手術も必要でした。黄斑円孔の手術ではレンズの役割をしている水晶体を取り除きます。ですから、白内障で白く濁っている水晶体を取り除き、人工の水晶体=眼内レンズを入れる手術も受けることになりました。