歌手・門倉有希さん「乳がん」宣告の動揺と闘病と公表と

公開日: 更新日:

 ただの湿疹だと思っていたら、「乳がん」だったのです。当初は公表を控えていましたが、応援してくださってるファンの方々に“隠し事”をしている状況を心苦しく思い、病状が落ち着いた2019年9月に病気を公表しました。

 異変は18年の夏に始まりました。左胸の脇の辺りに虫刺されのような小さい湿疹ができていたのです。ドレスを着るときにヌーブラをつけたりするので、汗でかぶれてしまったと思って市販の塗り薬で対応していました。でも、なかなか治らないので皮膚科で診てもらうと、そこでも「湿疹」とのことで塗り薬を処方されました。それをずっと塗り続けていたのです。

 しかし、月日が経つにつれてその湿疹がどんどん広がってきて痛がゆくなり、さすがに「おかしいな」と嫌な予感もしたんですけれど、ちょうど年末年始の忙しい時期だったので、「一段落したら病院に行こう」と先延ばしにしていました。

 そして年が明けて2月を迎えたとき、突然、自宅で貧血を起こして歩けなくなってしまったんです。親戚にクルマで来てもらって行きつけの病院に向かい、そこから救急病院に直行しました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ