のど<上>呼吸力を鍛える神様体操と誤嚥を防ぐ首ストレッチ

公開日: 更新日:

 その誤嚥を防ぐためにも、のどの力が衰え始める年代から嚥下機能や呼吸機能を鍛えるトレーニングを心がけた方がいい。最近、「よくむせる」「口の中が乾く」「声が出しにくい」人は、のどが衰えている可能性が高いので要注意だという。

 では、どのようなトレーニングをすると、誤嚥を防ぐ“のどのケア”になるのか。

 稲川医師にいくつか紹介してもらった。

「呼吸は、肺の周辺にある『呼吸筋』という複数の筋肉の収縮によって行われます。呼吸筋が衰えれば当然、『呼吸力』が衰えます。呼吸力は『咳をする力』とも深い関係があります。痰を体外に出すのにも咳の力が必要ですし、咳は誤嚥で咽頭や気管内に入ってきた食物や水分を排出する役割も果たしています。将来の誤嚥を予防するためにも、呼吸筋が衰えないように鼻呼吸を習慣にし、ウオーキングなどの有酸素運動に取り組むのがいいのです」

 呼吸力を鍛えるには「腹式呼吸」を意識して行うことも有効で、呼吸筋の中でも最も重要な横隔膜や肋間筋のトレーニングになる体操もある。やり方はこうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然