脳<上>脳を活性化させる朝の起床と入浴の方法 廃用性委縮を防ぐ

公開日: 更新日:

 そのため、脳も普段からトレーニング(脳を使う・考える)することが大切になる。

 市販の「脳トレ」の書籍やゲームなどを活用するのでもいい。そして、生活習慣にも目を向けよう。つまり、「脳にいい生活習慣」をしているかどうかだ。

 まず、脳を活性化させたいなら、毎朝「早起き」をすること。それは「早寝早起き」が、人間が本来、持っている生活リズムだからだ。ところが、定年退職して仕事を辞めた途端に記憶力や判断力が衰え、中には認知症の症状が表れる人も少なくない。そのような人は、仕事を辞めたことで規則正しい生活が崩れ、早起きしなくなることが多いという。

 人の脳の前頭葉という部分は意思や思考、創造など高次精神機能と強い関係があり、使わないとすぐにサボるようになる。ルーズな生活を送るようになったり、仕事にも関わらなくなると、記憶力や判断力が衰えるのはそのためだ。前頭葉の働きを衰えさせないためには、できるだけ早起きを心掛けるべきだという。

「ただし、『早起き』と『いきなり起き』は違うので注意してください。『いきなり起き』とは、目が覚めたら、いきなり起きて行動し始めることです。自動車にたとえると、エンジンが温まっていないのに高速道路を全開で飛ばすのと同じです。起きたばかりの脳には酸素も栄養も不足しています。その状態でいきなり行動し始めると、脳は準備不足のままフル回転することになり、トラブルのもとになります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  2. 2

    協会肝いりゲームアプリ頓挫の“張本人”は小林浩美会長…計画性ゼロの見切り発車で現場大混乱

  3. 3

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  4. 4

    SixTONES新冠番組を潰しにかかるTBS日曜劇場の本気度 道枝駿佑、松本潤、目黒蓮が強力な"裏被り”連発

  5. 5

    長渕剛「理不尽と戦ってほしい」鹿児島の母校卒業生にエールも…元女優から新たな告発

  1. 6

    侍J井端監督が正捕手に据えたい大本命は…3月強化試合への招集は「打倒甲斐」のメッセージ

  2. 7

    「胎動」と「混迷」が交錯するシンドイ2年間

  3. 8

    吉幾三(5)「お前のせいで俺と新沼謙治の仕事が減った」

  4. 9

    長山藍子のおかげでわかった両眼のがんを極秘手術

  5. 10

    ニセコで横行する「海賊スキースクール」…中国系インストラクターやりたい放題で認定校とはイタチごっこ