【HPVと子宮頚がん】ワクチンで防げる病気「VPD」から命を守る
勧奨を中止した予防接種は、個別に接種時期などを知らせて強く促したり、予診票を送ったりすることができません。保護者らへの情報は途絶え、同ワクチンの接種率は1%未満に落ち込み、現在でもその低迷状態は続いています。
しかし、厚生労働省は最新の知見を踏まえ、ワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことなどを確認し、22年4月から積極的勧奨を再開することを決めました。
ワクチンで防げる病気を「VPD(Vaccine Preventable Diseases)」と呼びます。かかると今でも治療が難しく、命に関わる病気だからこそ、ワクチンが作られているのです。
日本では、毎年多くの子供たちがワクチンで予防できるはずの病気(VPD)に感染して、重い後遺症で苦しんだり、命を落としたりしています。世界中に数多くある感染症の中でVPDはわずかですが、ワクチンに関する正しい知識を学び、防げる病気だけでも予防し、大切な命を守るよう行動すべきだと私は考えます。
HPVワクチン接種にあたっては、その効果と安全性について、事前に本人と保護者の方に十分に理解していただくことが大切です。以下のサイトも参考になります。
■厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html
■みんパピ! https://minpapi.jp