寝苦しい梅雨でもぐっすり眠るために意識したい「3つのポイント」
長雨の季節が間近に迫っている。今年は九州北部から関東甲信では6月上旬に梅雨入りするとみられている。湿気が多くジメジメした気候は睡眠の質を低下させ、寝つきの悪さや寝苦しさといったトラブルが増える。東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身氏に梅雨の時季にぐっすり眠るためのポイントを聞いた。
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「梅雨の時季になると、一日中だるさが続く、何をしても疲れが取れないといった心身の不調を訴える人が少なくありません。体温、血圧、呼吸、心拍数といった生命活動をコントロールしている自律神経が酷使され、疲弊してしまうことが原因です。梅雨は気圧や気温の変化が激しい季節ですから、体を環境に適応させるために自律神経はフル回転を強いられ、大きな負担がかかるのです」
自律神経の疲弊をしっかり解消し、バランスを整えるために何よりも重要なのが睡眠だ。
しかし、高温多湿な梅雨の季節は睡眠環境が厳しいといわれる。注意すべきポイントを解説してもらった。
①脱水