酷暑に命を守り、健康を維持する「エアコン」の正しい使い方

公開日: 更新日:

■設定温度は25度以下で就寝時も切らない

 エアコンは、全身の病気を予防するためにも重要なのだ。では、健康維持のためにはエアコンをどのように使えばいいのか。

「設定温度を25度以下にして、在宅時は就寝中も含めて常につけっぱなしにしておくのが理想です。自律神経中枢がある脳は発熱量が多くオーバーヒートしやすいので、常に冷却が必要です。脳を冷やすためにもっとも有効なのが、鼻から冷えた空気を吸うことです。鼻腔の奥には脳とつながっている毛細血管がたくさん通っていて、鼻呼吸で冷たい空気を通過させれば、熱交換によって脳を冷やすことができるのです。脳にとって最適な温度は、人類共通で22~24度であることがわかっています。ただ、体の最適温度は筋肉量によって異なり、体が冷えすぎると脳=自律神経中枢は体温を上げようとするため、就寝中では睡眠の質が落ちてしまいます。日本人の平均的な体格を考慮すると、24度設定では体が冷えすぎてしまうケースもあるので、冷えを感じたらカーディガンなどを1枚羽織ったり、就寝時は冬用の厚手の掛け布団をかぶって眠るのがおすすめです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘