コロナのストレス不調を改善する2大ポイント 自律神経研究の第一人者が指南

公開日: 更新日:

 相次ぐ緊急事態宣言、感染力が強いデルタ株の流行、若い年代では予約が取りづらいワクチン……。コロナによるストレスの蓄積で、自律神経に支障をきたしている人が少なくない。自律神経を整えるために何を知っておくべきか? 自律神経研究の第一人者である順天堂大学医学部教授の小林弘幸医師に話を聞いた。

 ◇  ◇  ◇

「外来診療で、熱や呼吸の苦しさを訴える患者さんが増えています。しかし熱を測ると平熱で、酸素飽和度も正常値。感染症への恐怖、仕事や経済的な不安、人と交流できない孤独などで自律神経が乱れ、異変をきたしているのです。これでは免疫力も低下し、感染しやすい体をつくり出しているようなものです」

 自律神経は自分の意思とは無関係に24時間働き続けている神経で、活動時に優位な交感神経と、安静時に優位な副交感神経から成り立つ。これらのバランスが崩れると、さまざまな心身の症状が表れる。たとえば、疲れやすさ、めまい、のぼせ、冷え、頭痛、耳鳴り、動悸、関節痛、便秘、下痢、口や喉の渇き、発汗、気分の落ち込み、イライラ、不眠、不安、集中力の低下などだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」