著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

出世魚の「カンパチ」は低カロリー・高カリウム だから昼食で食べたい

公開日: 更新日:

 さらに、悪性貧血の予防に役立つビタミンB12、体内の不要物を強力に排出して老化やがん予防に大きな効果があるといわれているセレン、皮膚炎、下痢、精神神経症状の予防に役立つナイアシンは、なんとカンパチ100グラムを食べることで年齢や性別による差はあるもののほぼ1日の基準量を満たすことができるほど豊富に含まれています。ビタミンB12は葉酸と一緒にとると、造血作用のパワーアップが見込めることがわかっています。葉酸を多く含む大葉やアサツキを薬味にしてもいいでしょう。

 さらには、正常な骨格と歯の発育を促し、骨粗しょう症予防にも役立つビタミンDも多く含まれています。厚生労働省が出している「日本人の食事摂取基準2020年度版」によると、18歳以降の多くの世代でビタミンDの平均摂取量の目安量を下回っていることがわかっています。油に溶けやすい性質があるので、より吸収を上げるならカルパッチョなどもおすすめです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも