がんと闘うための「心構え」…動揺や不安を抱えたまま大きな決断をしてはいけない

公開日: 更新日:

④相談支援センターや患者会を活用

 がんや治療についての正しい情報を入手したり、疑問、不安、悩みがあるようなら、「がん相談支援センター」を利用するといい。がん拠点病院や認定病院などに設置されていて、他の病院に通院している患者や、その家族でも相談に乗ってくれる。

「支援センターには、看護師、医療ソーシャルワーカーなど専門の相談員が常駐していて、がんや治療法などの一般的な情報提供や療養生活に関する質問や相談に、対面や電話で対応してくれます。混合診療(保険診療と保険外診療)、世帯合算、限度額適用認定証、高額医療・高額介護合算療養費制度、無料低額診療制度や、さらには休職時の傷病手当金、復職や就労の継続といったさまざまな相談を受け付けています。ハローワークからの出張相談を行っている病院もあります。いずれにしても、まずは相談してみることをおすすめします」(佐々木氏)

 また、がん相談支援センターでは、「患者会」や「患者サロン」を紹介してもらえる。

「患者会では、病院や医師に対する“本音”の評価や、当事者だからこそ分かる本当に有効な治療情報などを聞ける場合があるので積極的に利用したい。患者会に関しては、支援センターだけでなく、自治体の役所の窓口や病院の看護師、地元のケアマネジャーなどからも教えてもらえます」(藤野氏)

 がんに対する不安は、ひとりで抱え込まないことが大切だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース