睡眠時間が足りていない人は「高血圧」になりやすい 1時間減でリスクは37%増える
「通常の場合、受けている急性ストレスがなくなれば、血圧も元に戻ります。しかし、長期にわたって慢性的にストレスを受けていると、持続的に血圧が上昇し、高血圧につながるリスクがあると報告されています。また、名古屋大学大学院の研究グループは、大脳皮質にある一部の領域から、体の調節に重要な交感神経系を制御する視床下部へストレス信号を直接伝える神経伝達路を発見しました。この神経伝達路によって、心理的なストレスで生じる体温、脈拍、血圧の上昇が起こるといいます。慢性的な睡眠不足は、精神的にも肉体的にもストレスを与えるので、高血圧に結びつくと言えるでしょう」
高血圧の予防や治療には、質の良い睡眠を十分にとることが必要なのだ。