風邪の自宅ケアでは要注意…子供に大人用の薬を飲ませてはいけない

公開日: 更新日:

 風邪によるひとつの症状に対してひとつの薬を用いるとしても、子供の場合は注意が必要だ。まずは熱を下げるために使う「解熱鎮痛薬」が該当する。

「解熱鎮痛薬には『NSAIDs』(エヌセイズ)と呼ばれる非ステロイド性抗炎症薬(アスピリンやジクロフェナクなど)と、『アセトアミノフェン』(カロナールなど)の2種類があります。両者の大きな違いは炎症を抑える作用があるかないかで、NSAIDsは抗炎症作用があり、アセトアミノフェンにはほとんどありません。小児におけるウイルス疾患の解熱には、アセトアミノフェンが安心して使える薬です。水ぼうそうやインフルエンザの時に小児に対してアスピリンを使用した場合、急性脳症や肝臓の脂肪浸潤を引き起こすライ症候群の発症を高めることがわかっています。また、ジクロフェナクナトリウムなどの一部のNSAIDsは、インフルエンザ脳症発症時の死亡率を高めることが知られています」

■抗菌薬の中にも子供には使ってはいけないタイプが

 咳止めの中にも、子供に使う場合は注意すべきものがある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 4

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  5. 5

    狭まる維新包囲網…関西で「国保逃れ」追及の動き加速、年明けには永田町にも飛び火確実

  1. 6

    和久田麻由子アナNHK退職で桑子真帆アナ一強体制確立! 「フリー化」封印し局内で出世街道爆走へ

  2. 7

    松田聖子は「45周年」でも露出激減のナゾと現在地 26日にオールナイトニッポンGOLD出演で注目

  3. 8

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  4. 9

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 10

    実業家でタレントの宮崎麗果に脱税報道 妻と“成り金アピール”元EXILEの黒木啓司の現在と今後