頭痛、肩こり、腰痛… 「腸活」で慢性不調を解消 自律神経研究の第一人者に聞く

公開日: 更新日:

「腸内環境を良好な状態に保つには、まず食物繊維です。食物繊維には水溶性と不溶性があり、副交感神経を優位にする点では、特に水溶性食物繊維が有効です」

 ヨーグルトやキムチなどの発酵食品も、善玉菌が多く含まれているので、腸内環境を整える。それ以外に副交感神経を高める栄養素としては、乳酸菌、抗酸化物質、ビタミンB群、マグネシウム、カルシウム、タンパク質などがある。

運動

 肥満は自律神経そのものの働きを低下させる。肥満解消のためにも適度な運動は不可欠。ラジオ体操でもウオーキングでもストレッチでも継続しやすいものを選ぶといいが、このとき、深呼吸を意識する。

「深呼吸をすると末梢の血液量が増加し、副交感神経が優位になって腸内環境が整います」

睡眠

 現在62歳の小林教授は50代半ばから遅くとも午前0時には就寝するように意識し始めたという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝