頭痛、肩こり、腰痛… 「腸活」で慢性不調を解消 自律神経研究の第一人者に聞く

公開日: 更新日:

 頭痛肩こり便秘腰痛、慢性疲労、食欲不振……。何らかの不調を感じるなら、それは自律神経が乱れているからかもしれない。自律神経研究の第一人者である順天堂大学医学部の小林弘幸教授に聞いた。

 体のさまざまな機能をコントロールする神経が自律神経だ。

「自律神経は、交感神経と副交感神経で構成されています。車で例えると、アクセルの役割が交感神経、ブレーキの役割が副交感神経です」

 交感神経が優位になると、心身が緊張状態になり、副交感神経が優位になると、心身はリラックスする。

 この2つの神経はどちらか一方が優位になると、もう一方の働きは抑えられる。

「交感神経と副交感神経は一日の中で変動し、そのバランスがうまく取れていると、心身ともに調子よく過ごせます。ところが現代のストレス社会では、交感神経が過度に優位になりがち。コロナ禍によるストレスがそれに追い打ちをかけています。さらに冬は、体が血管を収縮させ体温を上げようとするので、交感神経の働きが一層高まりやすいのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?