頭痛、肩こり、腰痛… 「腸活」で慢性不調を解消 自律神経研究の第一人者に聞く
結果、自律神経のバランスが乱れ、あらゆる不調が生じやすくなる。これを回避する鍵となるのが、腸だ。
「腸は自律神経と関係しており、腸内環境の向上が副交感神経の働きを高めることが研究で証明されています」
腸内環境を改善する「腸活」で、特に重要と小林教授が挙げるのが、食事、運動、睡眠。具体的に何をすべきか?
■食事
「1日3食」は、腸活で欠かせない。朝食はマストだ。
「朝食を取ると、睡眠中に休んでいた腸が目覚めて動き出し、蠕動運動が起こります。腸の蠕動運動は副交感神経に直結しており、下がりがちの副交感神経の働きをスムーズに上げるのです」
朝食を作ったり食べたりする時間がない人は、コンビニで買ったおにぎりでも、駅そばでも、なんでもいい。それすら難しければ、味噌汁など温かい飲み物を口にするところから始めよう。
普段の食事では、腸内環境をよくする栄養素を取るよう心掛けたい。